花粉のシーズンはいつまで?5月に飛ぶ花粉をチェックしよう!
毎年春になると花粉のニュースが流れてきますが、ピークは花粉によって異なります。
まずスギ花粉は、例年2月から4月にかけて飛散し、3月上旬から中旬にかけてピークを迎えます。
一方ヒノキ花粉は3月後半から5月頃に飛散し、ピークは4月中旬頃です。
つまり春が終わるとともに花粉はなくなるイメージですが、実際は初夏である5月以降にも花粉は飛んでいます。
5月に飛ぶ花粉で代表的なものとしては、イネ花粉が挙げられます。
イネという名前ですが、いわゆる米のイネだけではなく、カモガヤやネズミホソムギといった道端に生息しているイネ科の植物も該当します。
そのため生活圏に田んぼがないからといって、安心できるわけではありません。
このイネ花粉は、スギやヒノキのピークが過ぎた5月から8月上旬にかけて飛散し、5月から6月頃がピークです。
症状は他の植物と同じように、鼻水やくしゃみなどのアレルギー症状が出ますが、充血や目のかゆみといったアレルギー結膜炎の症状が出やすい傾向にあります。
さらにイネ科のアレルギーがある場合には、アナフィラキシーの危険性があり、喘息などの呼吸困難・嘔吐・じんましんなどの症状が出ることも考えられます。
こうした事態を避けるためにも、「花粉は春まで」といった先入観は持つべきではないといえます。